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This document in English.

ReButtonはSeeed Bazaarから購入できます。

概要

IoTボタンでIoTソリューションを始めよう!

Seeed ReButtonはシンプルなトリガーアクションで動作する開発用デバイスで、マルチクリックやロングクリックもサポートしています。 Seeed Groveをつなぐことで、データポイントを増やすこともできます。

  1. ReButtonを押すと電源がONになり、設定済みのWi-Fi経由でインターネットに接続します。
  2. ReButtonは予め設定されているAzure IoT Central、またはAzure IoT Hubからデバイスツインの更新を受け取ります。
  3. ReButtonは予め設定されているAzure IoT Central、またはAzure IoT Hubへdevice-to-cloudメッセージを送信します。
  4. device-to-cloudメッセージが送られたあと、ReButtonの電源はOFFになります。

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ボタンの機能

マルチトリガーサポート

  • シングルクリック
  • ダブルクリック
  • トリプルクリック
  • ロングクリック(>3秒)
  • スーパーロングクリック (>6秒)

Seeed Groveセンサーサポート

I2C、またはGPIOに対応しているGroveセンサーをReButtonの下部につなぐことができます。

※ソフトウェアの開発とアップデートが必要です。

クラウドサポート

Azure IoT CentralとAzure IoT Hubをサポートしています。

OTAサポート

ReButtonのファームウェアはover-the-airでアップデートできます。

省電力設計

ReButtonは単4アルカリ電池2本で動作します。

クイックスタート

1. ReButtonへのアクセス

ReButtonを設定するために、アクセスポイント(AP)モードで起動します。ReButtonはバッテリーの無駄な消費を避けるために、APモードの起動から10分経つと、自動でシャットダウンします。 そのため、先にIoT HubまたはIoT Centralの設定を済ませておくことを推奨します。

APモードは多くの電力を消費します。新しい電池を使ってReButtonの設定を行ってください。

  1. LEDが白く光るまでボタンを押し続けます。 RGB LEDは青→黄→水色→白と順に変化します。白になるまで約10秒かかります。

  2. ボタンから指を離して、ReButtonがAPモードにはいることを確認します。 APモードへのブートが成功すると、LEDは白く点滅します。

  3. アクセスポイントへ接続します。 パソコンからAZB-xxxxxxxxxxxxという名前のWi-Fiアクセスポイントに接続します。 (xxxxxxxxxxxx はReButtonのWi-FiのMACアドレスです。)

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  1. Webブラウザーからhttp://192.168.0.1にアクセスし、ReButton - Homeを開きます。

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2. Wi-Fi設定

インターネットにつなげるためにWi-Fiの設定をします。

  1. ReButton - HomeでWi-Fiをクリックします。

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  1. Wi-Fi SSIDリストから、ReButtonにつなぎたいアクセスポイントのSSIDを選びます。 SSIDが見えない場合は、Webブラウザーを更新してください。

  2. SSIDのパスワードをWi-Fi Passphraseに入力します。

  3. インターネットタイムサーバーを使いたい場合は、Time ServerにFQDNを入力します。 デフォルトでは、ReButtonは次のサーバーと同期を試み、最初に成功したものを使用します。 pool.ntp.org -> cn.pool.ntp.org -> europepool.ntp.org -> asia.pool.ntp.org -> oceania.pool.ntp.org .

  4. Saveをクリックします。

3. クラウドの設定

3-1. Azure IoT Hub

※ Azure IoT Centralに接続する場合は、この手順を飛ばしてください。

Device-to-Cloud(D2C)メッセージをAzure IoT Hubに送るために、ReButtonにConnection String(接続文字列)を保存します。

connection string(接続文字列)の入手方法は、こちらのページ を参考にしてください。.

  1. ReButton - HomeでAzure IoT Hubをクリックします。
  2. Azure IoT Hub connection stringにConnection String(接続文字列)を貼り付けます。
  3. Saveをクリックします。

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3-2. Azure IoT Central

※ section 3-1でIoT Hubを設定済みの場合は、この手順を飛ばしてください。

Device-to-Cloud(D2C)メッセージをAzure IoT Centralに送るために、デバイスプロビジョニング情報をReButtonに保存します。

Azure IoT CentralにReButtonを接続するために、ReButtonのデバイステンプレートをAzure IoT Central アプリケーションに登録する必要があります。詳しい情報はデバイス テンプレートを設定するを参照してください。

  1. Azure IoT CentralでReButton用デバイステンプレートを作成します。
Type Field Name Values
テレメトリ batteryVoltage バッテリー電圧(Volt)
状態 actionNum 1:シングルクリック, 2:ダブルクリック, 3:トリプルクリック, 10:ロングクリック, 11:スーパーロングクリック
イベント message
  • テレメトリ
    10

  • 状態
    11

  • イベント 12

  1. Azure IoT Central上でデバイスを作成します。

  2. Azure IoT Centralの右上にある接続をクリックします。 8

  3. 次の3項目をコピーします。

    1. スコープ ID
    2. デバイス ID
    3. SAS主キー
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  4. ReBUtton-Homeを開き、Azure IoT Centralをクリックします。

  5. Azure IoT Centralでコピーした3項目を、それぞれScope IDDevice IDSAS Keyに貼り付けます。

  6. Saveをクリックします。
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4. 電源オフ

APモードを終了して、ReButtonの電源をオフにします。

  1. Shutdownをクリックします。

その他の情報

Device To Cloud (D2C)メッセージ

ボタンを押すことで、D2Cメッセージをクラウドに送信できます。 ReButton supportsは5種類のトリガーをサポートしており、既定のD2C message stringsは下記の通りです。

クリックの種類 LEDの色 actionNum message
シングルクリック ブルー 1 "Single click"
ダブルクリック ライム 2 "Double click"
トリプルクリック マゼンタ 3 "Triple click"
ロングクリック(> 3秒) イエロー 10 "Long press"
スーパーロングクリック(> 6秒) シアン 11 "Super long press"

D2Cメッセージの例:

{
  "actionNum": "1",
  "message": "Single click",
  "batteryVoltage": 2.59
}

{
  "actionNum": "2",
  "message": "Double click",
  "batteryVoltage": 2.59
}

{
  "actionNum": "3",
  "message": "Triple click",
  "batteryVoltage": 2.59
}

{
  "actionNum": "10",
  "message": "Long press",
  "batteryVoltage": 2.59
}

{
  "actionNum": "11",
  "message": "Super long press",
  "batteryVoltage": 2.59
}

ファームウェアの開発

開発環境

Arduino IDEをパソコンにインストールします。Webエディターはサポートされていません。

Arduino IDEの環境設定内の"追加のボードマネージャーのURL"にhttps://www.seeed.co.jp/package_SeeedJP_index.jsonと入力します。

ide_preference

ツール -> ボードから、ボードマネージャを選択します。検索ボックスにrebuttonと入力し、ReButtonのボードパッケージを検索します。候補の中からReButtonを見つけたら、インストールボタンをクリックします。

boards_manager

パッケージのインストールが終わったら(数分間かかります)、Arduino IDEのツール->ボードからReButtonを選びます。

ファームウェアのサンプルコード

ソースコードは以下のリンク先にあります。

ファームウェアのOTAアップデート

ReButtonはファームウェアのOTAアップデートをサポートしています。
Firmware Updateから現在のファームウェアのバージョンを確認し、最新のバージョンに更新してください。

現在のファームウェアのバージョン

ReButtonのホームのFirmware Updateをクリックすると、現在のファームウェアのバージョンを確認できます。

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OTAでファームウェアを更新する方法

OTAでファームウェアをアップデートする方法は、こちらのページから確認できます。

SWD (Serial Wire Debug)

ReButtonはMCUの開発用に、底面にSWDパッドを搭載しています。 開発にはリスクが伴い、 ReButtonを置物にしてしまう危険もあります。 下図にパッドとSWD信号の対応を示します。 TC2030-CTX 6ピンケーブルを使ってパッドとデバッグアダプターを接続するか、直接はんだ付けをしてください。

SWD PADs

私たちはソフトウェア開発のために必要な情報と、手軽な価格のデバッグアダプターを準備を進めています。復旧に使える、デフォルトのファームウェアバイナリはこちらからダウンロードできます。 バイナリファイルのターゲットはSTM32F412RGです。デフォルトのファームウェアにはブートローダが含まれているため、書き込み先のアドレスは0x0800 0000です。(ブートローダー以外からバイナリを書き込む際のアドレスは0x0800 C000です。)

例:

openocd -f /usr/local/share/openocd/scripts/interface/cmsis-dap.cfg -c 'transport select swd' -f /usr/local/share/openocd/scripts/target/stm32f4x.cfg -c "program ReButton.1.0.bin verify reset 0x8000000"

仕様

ハードウェア

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仕様
MCU module MXCHIP EMW3166
入力 押しボタンx1
アウトプット RGB LEDx1
拡張ポート I2C Groveコネクタ (3.3V I/O)x1
Extras ジャンパースイッチ x1
SWDパッド x1
デバッグ用UART x1
電源 単4アルカリ乾電池 x2
内部供給電圧 3.3V
サイズ 70mm*70mm*25mm

設計ファイル

CC-BY-SA
これらのファイルは CC-BY-SAでライセンスされています。