目次から「表紙」と「大扉」を除外する方法

[imamurayusuke]

config.ymlで「titlepage: true」と「cover_linear: yes」にしてEPUBファイルを作成した際、目次に「表紙」と「大扉」の項目が入らないようにする方法はありますか?

[kmuto]

@imamurayusuke
返信遅くなりましてすみません。

論理目次ではなく、HTMLで作られた物理目次のほう、という理解でよいでしょうか(epubをunzip展開したときに 〜-toc.xhtmlなどのようになっているファイル)。
目次項目だけ消すの機能は今のところないので、生成されるtoc.xhtmlをフックで上書きするというハックになりそうです。

config.yml

epubmaker:
  ...
  hook_prepack: ./rm_cover_title.rb

rm_cover_title.rb (chmod a+xで実行権限を付ける)

#!/usr/bin/env ruby
require 'fileutils'

BOOK = 'book'
HTMLEXT = 'xhtml'

toc = File.join(ARGV[0], 'OEBPS', "#{BOOK}-toc.#{HTMLEXT}")
File.open(toc) do |r|
  File.open("#{toc}-n", 'w') do |w|
    r.each_line do |l|
      w.print l.
                sub(/<li><a href=\".+>表紙<.+/, '').
                sub(/<li>.+>大扉<.+/, '')
    end
  end
end

FileUtils.mv "#{toc}-n", toc

BOOKとHTMLEXTは実際のものに合わせてください。

[imamurayusuke]

@kmuto
回答ありがとうございます。なくしたいのはおっしゃるとおり、物理目次内の「表紙」と「大扉」です。
ご教示の通りやってみましたがうまくいきませんでした。EPUBは作成されますが目次に「表紙」と「大扉」が残ったままになります。

1. Windows 10でRe:VIEWを使っています
2. 「rm_cover_title.rb」はUTF-8で保存し、config.ymlと同じディレクトリに置きました。ファイルのプロパティ－「セキュリティ」タブから実行が許可されていることを確認しました
3. 「BOOK = 'book'」はconfig.ymlでのbooknameにしました
4. 「HTMLEXT = 'xhtml'」はconfig.ymlでのepubmaker:下のhtmlextに合わせてxhtmlのままとしました。作成されたEPUBの中身を見て、「bookname-toc.xhtml」相当のファイル名で目次のxhtmlが作成されていることを確認しました

いただいたコードの3行目に「puts "実行中"」と書いてEPUBを作成したものの、コンソールに「実行中」と表示されずにEPUBが出力されました。自分のやり方ではそもそも「rm_cover_title.rb」が実行されていないのかもしれません。
また、「 hook_prepack: ./rm_cover_title.rb」の部分をフルパス指定に書き換えてみましたがやはりコンソールに「実行中」は表示されず、出力されるEPUBも変わりませんでした。

#!/usr/bin/env ruby

puts "実行中"

とだけ書いた「test.rb」を用意して、config.ymlに「 hook_prepack: ./test.rb」（またはフルパスで指定）と書いてみても、EPUBは出力されるもののコンソールには「実行中」とは表示されませんでした。

わかることがありましたらお知らせください。

[kmuto]

見落としていました、すみません…
Windowsネイティブ環境なんですね。とすると、フックスクリプトを呼び出そうとしても、Unix系のスクリプト呼び出し方法ではうまくいかなそうです。
Rubyだとわかっている前提であれば、

review/lib/review/call_hook.rb

Line 18 in 84ffc9e

system(hook, *params)

のところで ruby.exe、スクリプト、パラメータ と渡すようにしてあげればなんとかいくのかな…(試してはいないです)。

[imamurayusuke]

@kmuto ありがとうございます。Windows上で実行するにはWSLを使ったりする必要がありそうですね。
削りたい部分がどこのxhtmlにあるかはわかっているので、最後にEPUBが完成したらCalibreなどで直接削除する方向で考えたいと思います。
お手数をおかけいたしました。