Tello ドローンコントローラー

このプログラムは、DJI Telloドローンをキーボードで制御できるGoアプリケーションです。

機能

• ドローン制御: キーボードでドローンの離陸、着陸、移動を制御

プロジェクトについて

このプログラムは、Goと生成AIによるプログラミングの学習・実践を目的として作成されています。生成AIを使用した開発により、効率性の高い実装を目指しています。

ファイル構成

メインプログラム

• main.go - メインプログラム（エントリーポイント）
• drone_controller.go - Telloドローンを制御するクラス
• camera_viewer.go - カメラ画像を処理・表示するクラス
• keyboard_handler.go - キーボード入力を処理するクラス

テストファイル

• main_test.go - メインプログラムの統合テスト
• keyboard_handler_test.go - キーボードハンドラーの単体テスト
• keyboard_handler_coverage_test.go - キーボードハンドラーのカバレッジ強化テスト
• camera_viewer_test.go - カメラビューワーのテスト

設定・ビルドファイル

• go.mod - Go モジュール定義
• go.sum - 依存関係のチェックサム
• .gitignore - Git除外設定
• README.md - このドキュメント

生成ファイル（実行時作成）

• tello_controller.exe - ビルド済み実行ファイル（Windows）
• coverage.out - テストカバレッジレポート
• coverage.html - HTML形式のカバレッジレポート

使用方法

1. 実行前の準備

1. Telloドローンの電源を入れる
2. PCのWi-FiでTelloのネットワーク（TELLO-xxxxxx）に接続
3. プログラムを実行

2. プログラムの実行

go run .
# または
go build -o tello_controller.exe
.\tello_controller.exe

3. キーボード操作

キー	動作
W	前進
A	左移動
S	後退
D	右移動
Space	上昇
Z	降下
Escape	離陸/着陸の切り替え
Q	プログラム終了

テスト

テストの実行

# 全テストを実行
go test -v ./...

# カバレッジ付きでテストを実行
go test -cover -v ./...

# カバレッジレポートを生成
go test -cover -coverprofile=coverage.out ./...
go tool cover -html=coverage.out -o coverage.html

テストカバレッジ

現在のテストカバレッジは約42.6%です。主要な機能とエラーハンドリングをカバーしています：

• キーボード操作の全パターン
• ドローンコントローラーの全メソッド
• カメラビューワーの基本機能
• エラー回復とシャットダウン処理
• 連続操作と緊急着陸シナリオ

必要なパッケージ

依存関係のインストール

# 依存関係を一括インストール
go mod tidy

# または個別にインストール
go get gobot.io/x/gobot
go get gobot.io/x/gobot/platforms/dji/tello
go get github.com/nsf/termbox-go

主な依存関係

• gobot.io/x/gobot: ロボティクス・IoTフレームワーク
• gobot.io/x/gobot/platforms/dji/tello: DJI Telloドローン用ドライバー
• github.com/nsf/termbox-go: ターミナルベースのユーザーインターフェース

開発情報

プロジェクト特徴

• モジュラー設計: 各機能が独立したクラスに分離
• テスト駆動: 42.6%のテストカバレッジ（主要機能を網羅）
• エラーハンドリング: 堅牢なエラー回復とグレースフルシャットダウン
• CI/CD対応: テスト可能な設計で本番環境に適用可能

アーキテクチャ

main.go
├── DroneController    # ドローン制御ロジック
├── CameraViewer      # カメラ・表示処理
└── KeyboardHandler   # ユーザー入力処理

注意事項

1. 安全な場所での使用: ドローンは必ず安全な場所で使用してください
2. バッテリー残量: ドローンのバッテリー残量を確認してから使用してください
3. Wi-Fi接続: TelloドローンのWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください

免責事項

このプログラムの利用に特段の制限はありませんが、以下の点にご注意ください：

• 安全確保の義務: 本プログラムを使用する際は、必ず安全を確保した上で実施してください
• 責任の限界: 最低限のテスト操作とテスト飛行は確認していますが、万が一、本プログラムの使用により損害が生じた場合でも、生成AIの関連企業及びT-APPS520とそれに関わるITエンジニアを含める個人は一切の責任を負いません
• 自己責任での使用: すべての使用は利用者の自己責任において行ってください

トラブルシューティング

ドローンに接続できない場合

• TelloのWi-Fiネットワークに正しく接続されているか確認
• ドローンが起動しているか確認
• 他のTelloコントローラーアプリが起動していないか確認

キーボード操作が効かない場合

• PCの入力が半角英字になっているか確認
• プログラムのコンソール画面がアクティブになっているか確認
• termbox-goパッケージが正しくインストールされているか確認