- プロジェクト概要 (本ドキュメント)
- プロジェクト状況 (開発者向け)
- 開発環境構築ガイド (開発者向け)
- コントリビューションガイド (開発者向け)
idobataは、 民主主義における議論・合意形成を支援するために開発された、オープンソースソフトウェア(OSS) です。 本プロジェクトは、デジタル民主主義2030 によって主導・運営されています。
idobata は、
- より多くの組織や市民が自由に利用・改変できること
- 多様な主体が改善提案を行い、共にシステムを育てていくこと
を目的として、ソースコードを公開しています。
特に、政党や自治体をはじめ、企業、学校、地域コミュニティなどの多様な組織が、自らこのシステムをホスティング・運営し、市民や関係者から意見を収集したり、方針や施策の立案に活用することを想定しています。
プロジェクトは特定の政党や団体に依存せず、公共財として、誰もがアクセス可能な形で提供されます。
ソフトウェアの利用、改変、再配布は、GNU General Public License v3.0 (GPL-3.0) に基づき許諾されます。 詳細はLICENSE ファイルをご覧ください。
これまでにも、たくさんの人が集まって議論をする「熟議」の試みは行われてきました。 しかし、いろいろな人が自由に発言できる一方で、意見が収拾つかず、話をまとめるのがとても難しいという課題がありました。
- 多くの意見が出ても、整理されずに終わってしまう
- 大きな声や目立つ意見だけが残り、多様な考えが埋もれてしまう
- 集めた意見を、どうやって具体的な政策や行動につなげるかが分かりにくい
idobataは、こうした問題を解決するために作られました。
AI の力を借りて、
- 集まった意見を整理し、
- 大事な論点や考えるべきテーマを引き出し、
- 議論から次のアクションへとつなげていく
ことを目指しています。
ただ話し合うだけで終わらず、みんなの声から社会を動かしていく。 それが idobata の目指す未来です。
- 自らの意見を可視化し、他者と共有できる
- 課題に対する多様な意見や観点を学び、深く考える機会を得る
- 政策形成や意思決定プロセスに直接参加し、社会への影響を実感できる
- 市民や関係者の声を体系的に収集・整理し、施策立案や方針形成に生かす基盤を提供
- オープンな議論を通じて、透明性と信頼性を高める
- 民意や現場感覚を反映した柔軟な施策設計が可能になる
idobataは、目的や利用者のニーズに応じて柔軟に使えるよう、以下の2 つの独立したモジュールを提供しています。 (いどばたビジョン・いどばた政策は内部的な呼称で、今後リリース時などに別の命名が行われる可能性があります。)
- いどばたビジョン 個別テーマに対する「未来像」や「方向性」を広く集め、論点を整理するモジュール。 (※国家レベルの大方針に限らず、日常的な課題や理想像の整理にも使えます)
- いどばた政策 具体的な打ち手や施策案を改善・ブラッシュアップするためのモジュール。 政治ユースケースに限らず、幅広いコミュニティや組織で活用できます。
これらはそれぞれ単体でも利用可能ですが、あわせて使うことで、以下のような一連のプロセスが実現できます:
- いどばたビジョン で幅広い意見を集めて論点を整理
- いどばた政策 でその論点をもとに具体的な施策や行動計画を改善・形成
このように、課題の発見から施策の具体化までを一気通貫で行えることが、idobata の大きな特徴です。
- 政党・自治体・企業・学校などが、議論したいテーマを設定します
- ユーザーはチャット形式で、そのテーマに対して自由に意見や質問を投稿します
- 集まった意見をもとに、システムが重要な論点を抽出します
- 抽出された論点は「シャープな問い」として整理され、施策検討や方針形成に活用されます
- Web 上で施策案(政策案)が公開され、誰でも内容を読むことができます
- ユーザーは、内容に対して意見や改善提案を出すことができます
- 提案にあたっては、AI と対話しながら考えを深めたり、文案を整えたりできます
- 改善提案は GitHub 上の Pull Request(PR)として提出され、議論・評価を経て施策に反映されます
- 管理画面からのテーマ設定機能(議題を設定)
- チャット形式での意見収集インターフェース
- AI による意見の整理とグルーピング
- 「シャープな問い」としての論点抽出・提示
- Web 上への施策案(Markdown 形式)公開
- GitHub 経由の Pull Request(PR)による改善提案受付
- 改善を支援する AI チャットインターフェース
- 提案の評価・マージ・公開のワークフロー